五等分の花嫁感想2

前巻の二乃の告白には、かなり驚きましたが、今巻の1話から、そういう持っていき方もあるのかと、ねぎ先生の構成にはびっくりさせっぱなしです。風で聞き取れないというのは、ある意味ベタな流れで、そのまま告白も流れていくのかと思いきや、再度堂々と告白するのは面白い展開だなぁと感心してしまいました。こういう話を作れたのは、やはり二乃という恋愛に対してストレートなキャラクターがあってこそのものだと思います。
そして、今回は上杉家と中野家の合同家族旅行編ということで、とある旅館に赴きます。そこでは、今後のキーマンとなるであろう、姉妹の祖父が登場します。風太郎は、この祖父と出会って、とても大切なことを得るのでした。
今巻では、祖父の関係上、姉妹全員が五月の変装をして旅行を楽しんでいます。もちろん、これに風太郎は驚き、混乱します。そして、やはり風太郎は未だに変装した姉妹の区別がつきません。そんな中、ある五月から「もう家庭教師はいらない」と言われ、それが誰なのかを見分けるため、風太郎は様々な方法で区別方法を探るのでした。その方法の一つに、祖父が関わってきます。風太郎は、祖父に区別方法を教えてくれと懇願すると、祖父曰く、見分ける方法は「愛」とのこと。しかし、風太郎はその手の話は、姉妹からも聞かされており、うんざりしています。ただ、この祖父が言う「愛」は姉妹を「好き」になるということでなく、声や癖、しゃべり方などそれぞれの特徴を「知る」こと、それが祖父の言う「愛」ということで、出会って、約半年の風太郎には難しいのは当たり前の難題でした。祖父は続けて、風太郎に対し、「見分けて何がしたい。孫たちと向き合う覚悟はあるのか」と問います。風太郎は神妙な顔つきになり考えます。今回は、「今後家庭教師は必要ない」と言った誰かを風太郎の独りよがりで、見分けを付けたい。そんな状態ではいつまで経っても、風太郎は姉妹の見分けることは出来ないでしょう。やはり、風太郎は今後姉妹と接するにあたり、姉妹をもっと「知る」べきなのです。この8巻では、本物の五月から友達として認められ、二乃からは堂々と告白もされています。姉妹サイドは風太郎を受け入れる準備が出来ているのにも関わらず、風太郎は以前からの他人に興味がないという理由で姉妹をしっかり見ておらず、どちらかというと過去にあったことから逃げていたのではないかと考えます。
そして旅行最終日、本物の五月の手を借り、「家庭教師はいらない」と言った偽五月と会えることに。風太郎は、この段階でまだ誰なのか分かっていません。風太郎は、その偽五月にさまざまな質問をし、鎌をかけようと試みます。しかし、偽五月は感が良く、全てお見通しで、わざと風太郎が見分けることができたかのように、風太郎を傷つけないように、悲しい嘘を付くのでした。ただ、ここで風太郎は違和感を憶えます。一度は正解し、ホッとしたのですが、どこか引っかかることがあり、もう一度しっかりと偽五月を見ます。そして、とうとう目の前にいる偽五月の正体を、口から勝手にこぼれるかの如く、ごく自然に目の前の相手の名前をいうのです。このシーンは本当に感動ものでした。見分けた相手が相手だっただけに、感動も一入です。
そして、旅館を出て、両家で写真撮影をすることに。場所は、小高い丘にある小さな鐘の前。その鐘でキスをしたふたりは結ばれるという言い伝えがあり、なんとここで、風太郎と姉妹の誰かがキスをするのです。(この時点でまだ姉妹全員変装中)正直、だれがキスしたのかいまだにわかりません。多分いろんな考察サイトを見てもまだ分かっていないとおもいますが、まぁ、話の作り方が上手だなぁと再度関心してしまいますね。そして、また風太郎は苦悩の日々を過ごすことになるんでしょうね。

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